2009/12/09

【映画】Slumdog Millionaire



インドのスラム育ちの青年が、クイズミリオネアで正解しまくる。答えはたまたま知っていた。それをおしえてくれた過去のいろんなエピソードがフラッシュバックで展開されることで彼の生い立ちと恋の試練が明かされるラブストーリー。とてもさわやかで楽しい作品である。

以前見たインドのスラムを思い出した。映画の中で、子供たちが怪我したふりをして物乞いをするシーンがある。インドを旅行した人はわかると思うが、ほんとにあの映画のとおりで、汚い身なりの裸足の子供たちが、荒っぽい車やリクシャーで溢れかえった広い車道の中に入ってきて物乞いをする。窓が少しでも開いていたら、手や指を突っ込んでくる。あの目で見つめられると、何もあげないわけには行かなくなる。

少し大きい10代くらいの子供たちは、いろんな方法で観光客をだまして金を巻き上げようとする。あの手この手でだまそうとしてきて、ウソだろうと問い詰めるとしらばっくれたりして、かなりいまいましいヤツらである。彼らにも生活があるというのは頭では分かるのだが、喧嘩した相手になかなか愛情はわかないものだ。もちろんそういう出会い方をしなければかわいいんだけど(インドの小さな子は、目がくりっとしててほんとにかわいい)。

でも今回彼らの生活を彼らの視点から映像にした作品を初めて見て、少し見方が変わった。単純だけど、そしてきっと長くは続かないけど、もう少しだけ彼らの立場に立って見ることができたかもしれない。


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(写真:ブッダガヤーの少年 2007年8月)


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(写真:デリーの少年達 2007年8月)

映画 | Comments(2) | Trackback(0)
Comment
No title
お久しぶりです。
僕もこの映画を見ました。さすがに誇張が入っているのだろうと思っていたが、実際そうなんですね。
Re: No title
そうですね。銃とかもったマフィアみたいのがいるかどうかは知らないけど、子供をだしに金儲けしている大人は実際にいると思うし、物乞いとして稼ぎがよくなるからってわざと手や足を折るって話も聞くよ。
スラムの生活は、実際、あれ以上に悲惨だと思う。あんなに明るい雰囲気じゃない。特に大人は目に光がなくて、悲しくなる。教育を受けなければ人間は動物とあまり変わらないんじゃないか、と思った。自分も、生まれてからずっと、年中半裸ですごして、路上で牛と並んで寝て残飯あさるような生活してたら、そうなっていたと思う。

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