2011/11/20

【読書】 若者はなぜ3年で辞めるのか? 城繁幸



日本型雇用慣行の限界を鋭く指摘してベストセラーになった書。

年功序列と終身雇用は経済成長して組織が肥大化し続け、常に上よりも下の世代の方が人数が多いという状況下で実にうまく機能したが、成長が止まり人数バランスが逆転すると、ポストが増えない組織の上部にダブついた中年層が滞留して価値に見合わない給料をもらい続け、結果、若者にはいつまでたっても管理職ポストが回ってこず、給料も増えず、そのうち退職金も減らされ、という閉塞感が蔓延している実態を明らかにした。

このように要約してしまうとさして新味が無いように聞こえてしまうが、それが今の20‐30代のキャリアにどのような意味合いを持ち、強い危機感を持った若者はどう考え・行動している(すべき)なのかをビビッドに活写したところに本書の価値があったのではないかと思う。

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